避難訓練

今日は、インフルエンザの影響で延期になっていた避難訓練がありました。休み時間に地震が起こったらという想定です。
2時間目終了後、長休みが始まってしばらくしたときに、緊急地震速報が流れ、子どもたちはその場で身をかがめ、教室にいた児童は、机の中にもぐって安全を確保しました。揺れが収まったとのことで、避難の放送が流れ、全員が運動場に避難、集合しました。そして、全員の無事(集合)が確認された後、校長から地震についての話をしました。
30年前の1月17日午前5時46分に阪神淡路大震災があり、多くの犠牲者が出たこと。2011年3月11日午後2時46分に東日本大震災があり、地震や津波で多くの犠牲者が出たことを話しました。その中で、東日本大震災は、児童・生徒が学校にいる時間帯の地震であったにもかかわらず、岩手県釜石市内の小中学校では、学校にいた児童・生徒の全員が助かった「釜石の奇跡」が起こったことを紹介しました。しかし、これは日頃の訓練を真剣にやっていた結果であって、奇跡ではなく必然である」と、地元の人たちが証言していることも話しました。
避難訓練を訓練としてではなく、実際が地震が起こった時と同じ気持ちで参加することの大切さを伝え、南海トラフ地震の今後30年間に起こる確率が80%に引き上げられ、地震はいつ起こるかわからないことや、そのための心の備えを普段からしっかりとしておくことが、自分や周囲の人の命を守ることにつながることを伝えました。
大きな地震はいつやってくるかわかりません。もしもの時に命を守る正しい行動ができるよう、今日の訓練をしっかりと心に留めておいていてほしいと思います。