6年 平和学習

 滋賀県平和祈念館の方にお越しいただき、平和学習を行いました。6年生は、12月12日から広島に修学旅行に行き、平和記念公園を訪れ、広島平和記念資料館等を見学する予定です。それに先立ち、滋賀県にも第二次世界大戦の戦禍があったことを学びました。鉄兜や軍服、召集令状や銃弾など当時の物を直接見て、触らせていただき、軍国主義時代の滋賀県内の様子をスライドを見ながら説明してもらいました。

 子どもたちは、身近なところにも戦争の暗い影が落とされていたことを知り、真剣に話に聞き入りました。戦後80年が経ち、戦争を体験した方から話を聞き、思いを受け継ぐ限界点が近づいています。戦争という過ちを二度と繰り返さないと誓った日本ですが、戦争体験者が少なくなった今、この先も今の平和が保たれるのか、心配する声も聞かれます。次世代を担う若者がしっかりと戦争の悲惨さ、残酷さについて感じ取り、戦争をしてはいけないとの思いを受け継いでいってほしいと思います。 

 修学旅行を直前に控え、子どもたちは、興味をもって話を聞くことができました。途中の休憩時間や授業が終わった後には、お話をしてくださった祈念館の職員さんの周りに集まって質問をする子どもたちの姿もあり、修学旅行に繋がる良い学習ができたと感じています。