5年 ヨット地球一周から学ぶ

 5年生はヨットで地球一周をされた方を学校にお招きし、航海中の様子や出来事についてのお話を伺いました。地球一周の旅は、4,4000kmの距離を478日間かけてのものだったそうです。航海には、この方以外に5人のクルーが2人ずつ交代で乗り込み、3人で操船していたとのことでした。また、この航海を支える30人のサポーターもいたそうで、海上の気象分析をし航路のアドバイスをもらったり、設備や装備品のメンテナンスの指示や寄港地の手配をしてもらったりしていたそうです。

 大海原ではインターネットや電話の電波が受信できず、衛星電話を使ってやり取りをいていたとのことでした。ヨット生活では、電力はソーラーパネルでまかなったり、釣ったり船に飛び込んできたりする魚も食料としていたものの、大漁の日があれば、何日も捕れない日もあり、保存ができるように干物にしている様子なども写真で紹介してくださいました。

 また、地球一周の航海中、10か国ほど上陸したそうで、そこでの人や珍しい生き物との出会いについても語ってくださいました。他に、停泊している港内に溜まっていたり岸に打ち上げられたりする海洋ごみについてもお話しされました。プラスチックごみは、太陽光や波の力を受け徐々に砕かれて細かい粒子となり、マイクロプラスチックやナノプラスチックとなります。これを飲み込むことなどによる生物や人の健康への悪影響を心配されていました。

 授業の後半は、子どもたちが様々な質問をしました。食料の調達は? 危険生物との遭遇は? 一番難しい言語は? 一番心に残ったことは?等々、たくさんの「もっと知りたい!」が出てきて、一つひとつの質問に丁寧に答えてくださいました。そして、授業の最後は、「人間は、困っている人を助けようとする生物なんだと感じました。みなさんも、こまったときは、一人で何とかしようとせず、周りを頼ってください。」と締めくくられました。貴重なお話を聞けた45分間でした。たくさんのメモを取った子どもたちは、今後、国語の時間を使って今回の話の内容も資料のひとつとして、環境に焦点を当てた意見文を書いていきます。どんな意見文を書くか注目したいと思います。